育児と美容ウニゴンブログ

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LDRから出産までのこと

前回の続きです。yakumioishii.hatenablog.com

ここではバースプランのとおりになったか?LDRでの流れなどを記録しました。散文です。

 

 

そもそもLDRってなんなん?ということですが…

LDRとはLabor(陣痛)、Delivery(分娩)、Recovery(回復)を略した言葉です。

陣痛から分娩まで移動がなく、個室なので心身の負担が少ないことが特徴です。

 

私が車椅子で運ばれた後に助産師さんたちが続々と入室されてきました。何人いたかは定かではありませんが、とにかく助産師さんもバタバタしています。

 

入室してから直ぐに分娩台にのせられて内診がありました。「子宮口全開です」助産師さんが言っていたと思います。

バースプランはこの時点で

「夫は立会はしないが出産後にだけ赤ちゃんに会う」となっていました。

なので助産師さんがもう夫に連絡するようにと言われました。

私としては、陣痛始まったばかりだと思っていたので内心驚きつつ、なんとか夫に連絡しました。夫は直ぐに車で向かうと連絡をくれました。

 

この間に助産師さんが私の入院バッグなどを持ってきてくれて、お茶などを飲ませてくれました。キャップ付きストロー本当に買っていて良かったです!

 

助産師さんにとっても急にお産が進んだ患者という認識があるのか、

バタバタしながら「急でびっくりしたー!」や、

「もうすぐですよー!」「運動頑張ってましたもんねー!」「赤ちゃんも頑張ってますよー!」と声をかけてくれました。

 

LDRに入ってからは何人もの助産師さんに囲まれ呼吸をリードしてもらい、痛いところをさすってもらいました。

 

そして、今から思うと他にバースプランに描いていたアロマや音楽などのリクエストは叶ってません!私も助産師さんもそれどころではない状況なのです!私のバースプランは本当に暢気な内容だったなと振り返ると思います!

 

痛みに耐えてお産が進んでいくと、ついに「赤ちゃんの頭が見えてきましたよ!赤ちゃんの頭、真っ黒でふさふさです!」と言われました。

ゴールが近いぞと自分でも思い、リードしてもらったとおりに呼吸に集中しようとしました。

と、同時に「やはり私の遺伝で毛深いのか」と内心予想通りだなと思ってました。

 

それから何分経ったかはわかりませんが、夫が到着したと部屋の外から聞こえました。

分娩は立ち会わない予定でしたので部屋に入ってくるとは思ってませんでしたが、なにかの手違いでか入室してカーテン越しにいる状態となりました…これまたバースプランと違うのです。

それまでまるで動物のような叫び声をあげていた私ですが、夫にそんな声や姿を見せられないと思って若干声が控えめになりました。

自分で冷静に「そんなこと調整できる余裕があるのか」と分析してました。これは出産の進み具合を助産師さんが教えてくれていて、あともう少しだとわかっていたから冷静になれたんだと思っています。

 

それからまた暫く苦しい状態が続き、頭が出た!という瞬間に赤ちゃんの声がしたと記憶しています。

そこで本当にほっとしました。数秒目をつぶって安堵していました。

 

ここからは本当に記憶が曖昧で事実と前後してるかもなのですが、

赤ちゃんがきれいに全身拭かれて色んなセンサーに繋がれて、夫が入室して赤ちゃんを動画で撮っていたと思います。

赤ちゃんは産前の健診時のエコーよりも小さく、2580gでした。そんな小さな赤ちゃんでも本当に本当に痛みは強かったです。

 

その後は助産師さんから「とってもスムーズなお産でしたお疲れさまでした」と労っていただき、会陰の状況を言われました。

 

私の場合は会陰は切開されておらず、左側だけ少し裂傷してしまったようです。助産師さん曰く、かなり小さい裂傷だったそうです。これは会陰マッサージを頑張ったおかげかもしれません。

yakumioishii.hatenablog.com

 

そして医師が入室してきて会陰の縫合をしてもらいました。麻酔を打っての縫合でしたが、チクチクして違和感がありこれはこれで耐えないといけなくて辛かったです。

さらには後陣痛というものもあり、痛みはかなり減るものの下腹部は痛いままでした。

 

夫はひたすら赤ちゃんを動画にしながら、労いの言葉をかけてくれました。赤ちゃんの足形もきれいに助産師さんにとってもらって、やっとバタバタが終わりました。

 

助産師さんは一人だけになり、下腹部を冷やしてくれたり色々とお世話をしてくださいました。出産直後は冷やした方が子宮の戻りが良いそうです。

そしてバースプランに書いていた胎盤を見たいとのリクエストのとおり胎盤を取り出して見せてくれたりもしました。

感想としては、めちゃくちゃ大きなレバーといった印象です。夫もへぇーと言いながらまじまじと見ていました。

それからは母子手帳に分娩の記録をしてもらい、家族3人での写真も記念に撮ってもらいました。

あとから写真を見て思ったのが、まとめていた髪がボサボサになっていたので残念でした…もっとボサボサになりづらいまとめ方をしておけば良かったです。あるいは、写真の前に鏡で整えれば良かったです。

眉はティントで、まつげはメイクでなんとか写真に耐えうる状況になっていたことでまだ救われました!

 

あと、カンガルーケアもしてもらいました。その時にはお産が終わった興奮と赤ちゃんに会えた感動とで涙が出ました。

 

出産後は2時間で病棟に上がるので、その時に夫とさよならして産後のお部屋に車椅子で移動しました。

この時、既に破水から20時間が経過していました。睡眠もろくに取れていません。赤ちゃんも元気で、これでやっと休めるのか〜と安堵していました。

 

なので、ここから地獄の入院生活が始まるとは思ってもいませんでした…

 

次は入院生活を記録していこうと思います。

 

今日も読んでくださりありがとうございました。ではまた!