こんにちは!
災害級の暑さで外出も億劫どころではないウニゴンです。
しかし、避けては通れない・なる早で受診しなければならない事案が発生しました。発生したというか元々あったけれどここ最近になって気になり始めました。場所のせいでこれまであまり気にしていなかったのですが…そう、息子(1)のお尻にある先天性のアザのことです。
生まれ持っての茶アザ
産まれてすぐ入院中には既に左お尻に茶アザがありました。
出産当初は茶アザについてあまり気にかけていませんでした。なんせお尻にあっておむつで見えないし、おむつ替えて毎回見ていましたがまだまだ小さかったのです。
それに薄い茶色なのであまり目立ちません。里帰り中、母に相談したところ「お尻にあるし誰にも見られない。それにこんなの消えるはず。」と。
しかし、ここにきて息子(1)の身体自体が大きくなってきてそれと同時に茶アザも大きくなってきました。
夫が気にしだしたので(というか最近気づいたらしい。驚嘆。)私も気になりだして…改めて自分で茶アザについて調べてみました。
すると、息子(1)のアザはどうやら【扁平母斑】というらしいことがわかりました。
- 扁平母斑はがん化しない
- 扁平母斑は消えない
- 扁平母斑はレーザー治療できるが再発率高い
- レーザー治療は2回まで保険治療可能
- レーザー治療再発なら皮膚切除しかない
- 諸説あるが1歳までに治療すると再発しにくい
- なるべく早い治療が望ましい
- 大人になってからレーザー治療は効果が殆どない
と扁平母斑について情報を集めました。
私的には1歳までに治療していたら良かったのか…と2歳目前で知ってしまったことが悔やまれました。ならば、1日でも早く治療したほうがよいのではという気持ちに。このことを夫に早速共有しました。
夫婦は平行線
夫の意見は、
- 茶アザががん化することはないなら治療はしない方針
- 大きくなった時に本人が消したいなら治療に協力したい
- 部位がお尻で人からは見えないので余計に治療する必要性を感じない
- 茶アザがコンプレックスにならないように親が教育をすることが大切
私の意見は、
- 親がレーザー治療を知った今、出来うる限りの早い治療をしたい
- 普段人に見られる部位ではないが本人がコンプレックスに感じる可能性はある(水泳や温泉、幼稚園でのトイレなど)
- 大人になってからではレーザーが効きにくいので本人の合意はとれないが親の判断と責任で治療すべき
- 茶アザがコンプレックスにならないように親が諭すことも大切だが、それはただの理想論
と真っ向から対立。
私の頭の中では【レーザーするなら今しかない】ということで埋め尽くされており、中々夫の意見を受け止められませんでした。
近所のクリニックからおすすめされた
顔面に怪我をしたときに形成外科と小児科にかかりました。
この時、形成外科医からも小児科医からも同じクリニックをおすすめされました。
大阪本町にある葛西形成外科です。
小児科医曰く「ここの医師は癖が強いけれど腕は確か。」と。
この小児科医の先生も結構癖強なのに、さらなる癖強なのかと若干気持が引きましたが、子どものためなのでそんなことも言ってられません。
夫はこの小児科医に絶大な信頼を置いているので、「治療するかは棚上げしてとりあえず受診するだけなら」と折れてくれました。
早速、葛西形成外科に電話して予約をとりました。
予約時点でかなり癖が強かったです。
一分でも遅刻したら即刻キャンセルしますとのこと。しかも、案の定受付の方が電話越しからでもわかるきつ〜い雰囲気。これは覚悟して行かないといけないなと思いました。
いざ葛西形成外科
本町に到着。ほぼ駅直結。
ホテルのビル?なので、やたらとラグジュアリー。
カジュアルな格好で日除け対策してベビーカーなので場違い感がすごかったです。
遅刻したら受診できないのでかなり早めに到着。同じフロアでおむつ替えでもしようかと思いましたが、
おむつ替え台も勿論なくて、狭いスタイリッシュなトイレでベビーカーで入れず。
廊下も狭いのでベビーカーを置きっぱなしにするのも難しくてトイレを断念。
クリニック内にあるかも?と期待して行きました。ところがクリニックの前に来て驚きでした。
ほぼ全面ガラス張り、なんなら診断の様子も見れるし、予約受付の電話係三人並びも丸見え。白を基調とした革新的かつ都会的なデザインでした。
「これは絶対に粗相できないし、子ども対応ゼロだ」と悟りました。
ベビーカーを畳んで入り口に寄せて、中に入るとスタッフのお姉さんから一通り説明が。こちらの方はとっても印象が良くて名札をみると【研修中】。初々しい。納得。
しかし、言われたことは子連れにとっては結構厳しかったです。常に膝の上に載せて置かなければならないようで、問診票書くのもかなり苦労しました。
おむつ替えと授乳ができる部屋もクリニックにあるそうですが、診察後にしてくださいと言われました。厳しい…
子ども向けの絵本などは一切なく、レーザー治療されている中年以上の女性患者が多かったです。
「本当に場違いな場所に来てしまった…」と内心ヒヤヒヤ。かなりの待ち時間を覚悟していましたが、意外とあっさり呼ばれて、医師がお尻を3秒ほど見て「はい。奥の部屋で説明しますね。」と。
思ったより優しそうな先生でした。説明もわかりやすかったです。
この診察の結果、治療しない結論になりました。
診察で言われたことは、
- 扁平母斑です
- 扁平母斑は当院では再発率95%
- 痛みの伴うレーザー治療を理解していない子どもにするのはおすすめしない
- レーザー治療は早ければいいというわけではない。それは迷信。
- 再発率が高いのでやるなら切除
- 手術跡をとるかアザをとるかの二択
- 小学生になって本人が気にするならまた受診を
とのことでした。再発率について具体的な数字が出たので私もレーザー治療の諦めがつきました。
それに事前に調べていた早ければ治療効果が高いというのは諸説あるのだと再認識。正直、論文なども私は調べる余裕がないしどちらが正しいかもわかりません。
ただ、医師の言う【再発率が高いのに痛みの伴うレーザー治療を本人がわからないままに行うのはおすすめしない】には腹落ちしました。とりあえず息子(1)が小学生になったら本人に聞いてみることにしました。
保険診療なので500円だけお支払して無事30分程度でクリニックを出られました。
口コミにあったように研修中以外の受付スタッフさんがきつい雰囲気で怖かったです…看護師の方は普通に優しかったです。(被害妄想ならばすみません。)
医師の説明に納得できたし、他の医師が言うように腕のある方なのだろうと思いました。思ったより怖くなくて落ち着いた感じで良かったです!
ただ、もしも小学生になった息子(1)がどうしても治療したいというなら行きますが、通院の精神的負担が大きいクリニックなのであまり気乗りしませんね…
夫と再度対立
受診当日、帰宅してから夫に報告。
夫には「だから、治療なんてしなくていいって言ったよね!?ほら、やっぱり!」となぜか責められました。
「医師の言うことは納得するのにどうして夫の私の言うことは納得できないわけ?」と。中々面白いことを言いますよ。それに私が事前に調べていた【諸説あるが早めのレーザー治療が望ましい】がデマだったことに強い憤りを感じているようでした。
責められる意味がわからなかったので率直に、
- あなたはアザの専門家ではないですよね?
- 私は諸説あると言いましたよね?
- 自分で調べてないのに実際に調べた私だけデマに踊らされたと責められないといけないのですか?
- 医師個人の見解は論文のエビデンスレベルに到達しないもので、どちらが正しいかも結局わからないですよね?
- ただ再発率に具体的な数字があって納得感があったので治療断念の決心がついた。これは診察に行かないとわからなかったですよね?
と反論しました。
すると、夫は
- そもそもコンプレックスを助長するような診察や治療の検討自体が親としてあるべき姿ではない
- アザがあっても大丈夫も揺るがない親の精神こそが最も大切なこと
- 専門家の意見には納得するのに夫の意見には納得できないことが信じられない
という謎の展開へ。
さらに私は、
- コンプレックスにならないような親の働きかけは大切なのは認める
- ただ本人がどう感じるかは本人次第。親は本人の気持ちまで介入できない
- 現実はいずれ親以外の世界で生きていくのでそんな理想論は要らない
- 親ができうることを検討し行動して何が悪いのかがわからない
- 専門家でもない論文を調べたわけでもない夫の意見には納得できないのは当然
何度か同じ意見の言い合いをラリーして、【平行線】で終わりました。未だに私はなんで責められているのか意味がわかりません。お互いの正義があってどちらが正解でもない気がしますが、責められる理由がわかりませんでした。
話し合い中、息子(1)が不穏な空気を感じ取ってしまったのでなんとか【異なる意見を持っているけれど結局息子(1)が幸せならばいいよね】というフワッとしたところに着地しました。
息子には変な雰囲気にしてしまったことを申し訳なく思いました。
息子(1)がいないところで話し合いたいものの、時間的に余裕がなくていつもこんな感じになってしまいます。
皆さんは子どもの前で話し合いする派ですか?どうしてますか?
まとめ
とりあえず受診してみて良かったです。部位がまだ目立たないところなので諦めがつきました。
今後は本人の意思を尊重して、治療するか否かを決めますが、現時点で親は積極的治療をしないことにしました。
これからスイミングもあるのでコンプレックスにならないような声掛けを考えていきます。
そういえばジョジョの奇妙な冒険では方に星型のアザがありましたよね。あんな感じにかっこいい代々受け継がれるヤツみたいな演出でもしてみるか?さて、どうしましょうか。
おまけ
後日、実母に受診のことを報告しました。
そこで発覚したのが、なんと私ウニゴンには頭に大きないちご腫?があったようです。小さいときは赤い盛り上がった腫瘍のようなものがあって、触ると腫れており見るからにもいちご腫だとわかったそうです。出産後に母は【こんな子に産んでしまってどうしよう】と毎日泣いていたそうです。
これまで私は頭にそんなものがあるなんて知りませんでした。多毛剛毛なのでそもそも地肌がよくわかりません。今触っても全然わかりません。美容師さんに指摘されたこともありません。大きくなってきて皮膚が伸びたのでしょうか。
こんなこともあるんですね。
さて、本当に息子(1)はどうなるのか。
また記録しますね。
今日も読んでくださりありがとうございました。ではまた!